Rich01 小3から中3までの歯並びの変化

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March 29, 2009

Richmond 8才から15才までの歯並びの移り変わり

G.V. BLACK DENTAL OFFICEに送られてくる

メールの中で、最も多いものが

「子供の矯正はどうしたら良いのでしょうか?」

というものです。

学校の検診で小学校2年生の娘が、

「要矯正」と書かれた紙をわたされたので、

近所の専門医に行くと、

歯列矯正を今しないと、

大人になって

たいへんなことになりますよ!

女の子の見かけは

大事だと思いませんか!

と日本のハイシャさんがシャウトするので、

自分は経済的な理由から

もう少し様子を見たいのだが、

どうしたらいいのかわからない!

という状況に追い込まれた人のメールが多いのです。

そんなママへの私の回答は、

中学3年生になるまで

様子を見るように!

というものです。

今日は実際の症例としてRichmondを検証します。

RichmondはSallyの息子でSallyが

G.V. BLACK DENTAL OFFICEの治療を

受けていたので、治療を開始しました。

治療といっても虫歯はないので

Prophyと観察だけです。

SallyがRichmondを連れてきたのには、

冒頭で述べたような紙をRichmondが

学校から貰ってきたことも

大きな理由の一つになっていました。

今から7年前ですからRichmondは8才でした。

その時の様子はこんな感じです↓。

03/31/01 Richmond 8才の時の様子↑

日本のハイシャさんの診断ではRichmondの

#8,9の間の正中離開は重大な問題

で、このままでは将来が不安なのだそうです。

だからなに?

という質問を、

G.V. BLACK DENTAL OFFICEのHPを読んだ人なら、

口にしたくなるような指摘ですが、

デンタルIQがボウフラ以下の親が多い日本では、

日本のハイシャさんに言われるがまま、

必要のない歯列矯正をしてしまう

子供が後を絶ちません。

結論は、当然

Richmonndには今の段階では

歯列矯正は必要ない!

それどころか

今やったら

今後の歯を含む肉体的と

精神的な発育に

重大なマイナスの影響を

与える可能性が高い!

というものです。

それをSallyに伝えたのが、今から7年前でした。

それから7年間ののRichの歯並びの移り変わりは、

こんな感じでした↓。

04/20/02 Richmond 9才の時の様子↑

上の前歯が4本生えています↓。

03/28/03 Richmond 10才の時の様子↑

犬歯が生えてきました↓。

01/10/04 Richmond 11才の時の様子↑

小臼歯も生えてきました↓。

02/19/05 Richmond 12才の時の様子↑

中学入学時点で親知らずを除く、

永久歯は生えています↓。

02/04/06 Richmond 13才の時の様子↑

だんだん噛み合わせが完成に近づいています↓。

02/10/07 Richmond 14才の時の様子↑

この段階で中学3年生になったRichですが、

上の前歯に隙間がある状態が変わらないので、

どうしたらよいのか尋ねてきました。

私の回答は、

まだ、何もしないで様子を見よう

というものでした。

この程度の隙間であれば、

審美的な大問題にはならないし、

機能的にも何の問題もないのに加え、

Richは、この段階でも背が伸び続けており、

従って、待っていれば隙間が閉じる可能性は、

低いかもしれませんが、まだあるからです。

そして、昨日、高校入学がやっと決まった

Richが年に一度の定期検診でやってきました↓。

03/26/09 Richmond 15才の時の様子↑

Richは、この時点で、虫歯は1本もありません。

従って、修復治療も1度も行っておらず、

Prophyだけを続けてきました。

上の前歯の隙間のことを、また聞くので、

そんなに気になるのであれば、

自分で稼ぐようになったら

歯列矯正をやろう!

ということにしました。

この隙間を、正中離開(Diastema)と呼びますが、

これは削ったり、貼り付けたりする、

その場しのぎの歯を破壊する治療をしなくても、

歯列矯正をG.V. BLACK DENTAL OFFICEで行えば、

ブラケット装着期間は

3ヶ月で完治!

することを教えました。

RichはママのSallyの歯列矯正を目の当たりに

見ているので、非常に納得していました。

治療後、Richはゲーム友達が東京に住んでいると

いうことで、一人でその子の家に遊びに行き、

Sallyは青森に帰りましたが、

Richも一人で東京を歩き回れるような

年になったのだと、

月日の過ぎる早さを感じた1日でした。