画像: ドリルで歯槽骨に穴を開けるインプラントは危険な治療
ドリルで歯槽骨に穴を開けるインプラントは危険な治療

インプラントは危険な治療


今、どの歯医者に行っても“インプラント”のパンフレットが置いてあります。

 

おふくろも先日、近所の歯医者に説得され“インプラント”を、500万かけてやることになりました。

 

会社の同僚も奥歯が1本ダメになったので抜いてインプラントにすることを薦められているそうです。

 

しかし、まともな入れ歯もろくに作れなかった歯医者にちゃんとできるのか不安です。

 

アドバイスをお願いいたします。

 

またインプラントが最先端でないとすると、どんな治療が最先端なのでしょうか?

 

壬生基衡

結論:

 

2018年の今、結論から言うとインプラントという治療は、ハイリスクノーリターンの典型的な治療であるため良識ある一般開業医の歯科医師は行わない治療方法です。

 

インプラントをしなくても代わりの治療法はたくさんあります↓。

 

説明:

かつてインプラントと言えば、高齢者が総入れ歯が安定しないのでインプラントにして、噛めるようにする、というものでしたが、日本の歯医者さんは世界で一番インプラントに熱心なので、今はどんどん若年化が進み大きく4つの症例が発生しています。

 

(1)「総入れ歯」を止めてインプラントにする

 

(2)「部分入れ歯」を止めてインプラントにする

 

(3)1本の歯が抜歯になったところをインプラントにする

 

(4)歯列矯正で歯が動きやすくなるからとインプラントをしてアンカーに使う

 

というものです。

 

しかし上記の4つの症例というのは、現在ある歯科治療の技術をマスターし、既存の治療方法を的確に行えるデンティストにとってはインプラントを使わなくても簡単に治せてしまう症例なのです。

 

従って、骨に穴を開けるような人体に大きな変化をもたらし将来において健康の保証ができないハイリスクな治療であるインプラントをしようとは考えることはありません。

 

最近ではインプラント手術中の死亡事故も起きるようになっています。

 

それにもかかわらず、なぜ日本の歯医者さんたちは必死になってインプラントをしたがるのでしょうか?

 

最大の理由は、日本の歯医者さんが儲からない職業の一つになってしまったことです。

 

かつてはホケン診療だけやっていても月収が何千万とあるのが当たり前でしたが、今は年収が200万以下の人すらいるというワーキングポアの代表選手であり、テレビや雑誌の特集にも登場するほどです。

 

患者の歯の状態は、昔に比べ良くなり、ホケンの治療の代表であった虫歯治療が激減し、患者数が減っていくにもかかわらず、歯医者さんの数は年々激増しており、ホケン治療だけでは自分の儲けが確保できないという事態になり、医院経営にも影響しています。

 

ホケンで収入が確保できない以上、自費で収入を確保しようとするのですが、以前は自費の切り札であった前歯のメタボンが、ホケンでできるレジン前装冠が流行ようになり、最後の砦もなくなりました。

 

そこで、明らかにホケンが効かない自費のインプラントで収入の穴埋めをはじめたのが10年前くらいからでしたが、当時は、まだ多くの歯医者さんたちには、インプラント施術後の、予後に対する不安からためらいがありましたが、時間の経過とともに、収入が激減しているので、経済的にもやらないと生きていけない!と、みんなが一斉に患者のことはそっちのけで、なりふり構わずに、やっているのが現在の姿なのです。

 

そんな日本の歯医者さんたちに共通しているのが、明らかに他の治療で済むような症例にさえ、自費のインプラントをしているという事実が、インプラントは歯医者さんたちが儲けるためだけにしている歯科治療という理由の証明になっています。

 

そして、歯医者の過密地帯と呼ばれるとよばれる地域に行けば行くほど、自称インプラントの専門医が多くなる現状が、その理由のだめ押しをしています。

 

週末の講習会を受けてぶっつけ本番の人体実験さながらの治療をする歯医者さんも増加しておりこれはテレビでも紹介されました。

 

つまり日本で必死になってインプラントをしている歯医者さんのほとんどは自分の収入を確保するためにインプラントをしているのです。

 

患者のためではなく自分の収入のためなのです。

 

儲けるためにするのですから、インフォームドコンセントも曖昧で、歯科治療の中で訴訟が最も多いインプラントの問題点を話すことはなく、ひたすら絶賛するのです。

 

治療自体のレベルも低く、術者のモラルも低いため、前述したように、医療訴訟などのトラブルが絶えないのも日本の歯医者さんが行うインプラントの特徴になっています。

 

これは歯列矯正にも見られる現象です。

 

勿論、日本にも自分のためでなく、先天的に歯のない人や、事故で多くの歯を失ってしまった人のためにインプラントをして社会貢献している専門家も日本には10人程度はいます。

 

しかしながら、アメリカの一流と呼ばれるデンティストで通常の歯科治療で治せるような症例に対し、自分が儲かるからと言う理由で、インプラントをやっている人を私は知りません。

 

上記の4症例が簡単に既存の治療方法で治せるという理由は以下の通りです:

 

(1)「総入れ歯」の場合総入れ歯が合わず噛めない、食べられないという問題は、歯医者さんの技術が未熟でちゃんとした総入れ歯が作れないために起こっている問題なのであるから、その人に合った総入れ歯を作ることのできる歯医者さんを見つけて行けば、問題は100%解決できる。

 

参考:問題のない総入れ歯

 

(2)「部分入れ歯」の場合部分入れ歯が合わず噛めない、食べられないという問題は、歯医者さんの技術が未熟でちゃんとした部分入れ歯が作れないために起こっている問題なのであるから、その人に合った部分入れ歯を作ることのできる歯医者さんを見つけて行けば問題は100%解決できる。症例によっては歯列矯正で歯を動かして、ブリッジにすることもできるため、部分入れ歯にしなくても良くなる場合もある。

 

参考:インプラント不要の矯正

 

(3)「1本の歯」の場合インプラントなどしなくても、適切なブリッジを作ったり、歯列矯正で抜歯されたスペースを埋める治療を行っている歯医者さんを見つけて行けば問題は100%解決できる。

 

参考:一生持つブリッジの治療

 

(4)歯列矯正を早く終わらせるためのインプラント現在、G.V. BLACK DENTAL OFFICEで行っているアメリカの歯列矯正のレベルは、ブラケットの装着期間が1年以内で終わる症例が多く、骨の代謝を考えた場合、それくらいが最適であると考えられる。

 

インプラントをして歯列矯正をした日本の歯医者さんたちの行った症例を数多く見たが、G.V. BLACK DENTAL OFFICEで普通にやれば1年以内で終わらせることが出来るような症例に、インプラントをしたうえに、ブラケットの装着期間が1年以上かかっている症例が多く、そもそもインプラントをする意味が全くないことが明らかである。

 

参考:インプラント矯正は不要

 

ということで、上記の(1)~(4)からわかるのは、現在日本で行われているインプラントの症例は、通常の歯科治療で解決出来る事ばかりであり、はっきり言ってインプラントは普通の人には必要でない治療ということになります。

 

またすでに述べたことですが、インプラントに関する医療訴訟は急増しており、最近はインプラント手術中の死亡事故も起きているハイリスクノーリターンの危険な治療なのです。

 

私個人の意見は、インプラントは先天的に全く歯がない人や、事故で歯を失ってしまった人には必要な治療ではあるが、歯周病や杜撰な歯科治療で歯を失った人には必要な治療ではない!ということあり、なぜならインプラントをしなくても悪くなったところを治す治療方法はたくさんある!からなのです。

 

そしてインプラントをしたがる歯医者さんたちはそもそも通常の治療レベルが低いため、患者が減り、収入が減ったために起死回生の方法として始めた人が多く、よってインプラントの治療レベル自体も低く、そんな歯医者さんたちにインプラントをされるとますます歯で悩むようになるということなのです。

 

以上のことからわかるように歯医者さんの側からもインプラントをするデメリットを長期的な見地から考えた場合しない方が良いのは明らかなのでインプラントをしなくなった歯医者さんは年々増加しています。

 

1990年頃から20年間、インプラントを大学で教え講習会で大もうけをし、東京に家を2件建てた某大学教授が、2010年に大学を定年になり自分で開業したところ一切インプラントをしなくなったという話はあまりにも有名です。

 

最後に、G.V. BLACK DENTAL OFFICEの掲示板によく来る、3年前までインプラントを1年に300本以上していた斉藤歯科医師のインプラントが全身に与える影響への体験談を掲載します↓。

 

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○インプラントはやるな!○

 

インプラントで200万とか、5年持ったとかいう話を聞きます。

 

確かにNewYorkの歯科医が考えた上顎の粘膜挙上テクニックとか有ります。

 

名古屋大学医学部の上田実教授の歯槽骨に着目した歯科再生医療は良い考えです。

 

お金も取れるかもしれません。

 

しかしこれらのテクニック自体、インプラントそのものに問題があります。

 

インプラントは異物を体内に埋め込むわけですから健康で免疫力の高い人ほど異物排除の機能が働き長くても数年後には離脱します。

 

インプラントをして長年持っているという人は持病を持っていたり、高齢の人々だったり、免疫力が低下している人だというのも皮肉な結果です。

 

インプラント専門医である歯科医が施行し患者の口腔内の清掃状態が何年間も良好であったとしても、8年後には口腔外の臓器に炎症を起こす例がかなり見られます。

 

また、脳溢血との関連性も指摘されるようになっています。

 

インプラント専門医は歯科医であり口腔内の知識しかもっていないためにこれはおきます。

 

患者がどんどん移動する渋谷駅前ならこの歯科医院は大丈夫かもしれませんが、口コミでくる住宅街では息子の代まで持ちません。

 

歯の全く無い症例では将来、健康でいられる保証のないインプラントの4分の一の価格で、健康に暮らせる可能性の高い総入れ歯ができるはずです。

 

また、ブリッジもインプラントよりは安くて、健康を害することのない安全な治療です。

 

従って、私はもうインプラントは一切しておりません。

 

斉藤歯科医師 東京都開業

 

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04/20/08

03/10/18 updated

Norman Yamazaki, DDS.