DPの重要性


まず理想的な歯列矯正の症例を見て見ましょう。

YouTube・5分でわかる15才アンナの歯列矯正↓

G.V. BLACK DENTAL OFFICEの歯列矯正では、日本で一般的に使われている針金のリテーナーではなく、DP(ダイナミックポジショナー)を使うとのことですが、その理由はどのようなものなのでしょうか?

塙田みつこ

結論:

 

最終仕上げを完璧にできるからです。そして一生元気に暮らせるからです。

 

説明:

 

G.V. BLACK DENTAL OFFICEで行われている歯列矯正はブラケットで全体の90%を動かし、残りの10%はDPというマウスピースのようなものを自分で噛んで動かします。

↑最新の歯列矯正保定装置 DPの重要性 GVBDO↑
↑最新の歯列矯正保定装置 DPの重要性 GVBDO↑

これは日本で行われている通常の歯列矯正では、ブラケットを外した後、リテーナーという装置を針金を曲げて作ったり、透明の薄いプラスチックで作ったりして歯が動かないようにしますが、これは変な位置に歯が動かないようにはできますが、良い位置に動かすことは出来ないまた顎の位置を正しい位置に誘導できないという致命的な欠点があり顎関節症の誘発原因になる可能性が高いのです。

 

このG.V. BLACK DENTAL OFFICEで作られるDP(ダイナミックポジショナー)は指示通りにさえ使っていれば上記の問題は防げるだけでなく歯列矯正の最大の問題とされる後戻りが絶対に起きないため、顎関節症を一夜にして和らげるNG(ナイトガード)と並んで「GVBDOの魔法のマウスピース」と呼ばれています。

 

ところが、最も重要な最後の仕上げを、自分の意志で毎日使う道具で仕上げることから、やる気のない人や適切な使い方ができない人では理想的な歯並びになかなかならないことがあります。

 

そんな出来ない人のためにDPを初代製作から5年目にして新調した女性患者総代のKaorinrinがアドバイスをしてくれました。

 

*****

 

印象を採ったという日記から、随分間隔が空いてしまいましたが、無事DELいたしました。

 

ImpからDelまで数日あり、その間DPを全く装着できなかったのですが、わずか数日の間に、思った以上に歯が動いてしまい、最近やっと元の位置に戻りってきて、ほっと一安心しているところです。

 

DP装着は重要です。

 

私の場合は、レベルの低い歯科治療であるコンチをされた時、#13の根の側面に穴を開けられたためホープレスとなり抜歯になってしまいました↓。

↑最新の歯列矯正保定装置 DPの重要性 GVBDO↑
↑最新の歯列矯正保定装置 DPの重要性 GVBDO↑

その抜歯窩を歯列矯正によりスペースを埋めたので、DPを装着しないとまず#13のあたりから動き始め、前歯全体が斜めになってきてしまいます。

 

上の前歯が動くと、下の前歯とあたるようになり、#8,9の歯茎がダメージを受け、歯茎の炎症がはじまり、将来的に#8,9の歯も抜歯・・・なんてことになりかねません。

 

2本ともかすかに根が残っている状態で、歯自体が非常にもろいので、#8,#9の位置には常日頃から神経を遣っています。

 

このところ、BO→DP DELの患者さんが続出していますが、くれぐれもDPの装着は指示通り行うようにしてください。

 

DP装着の時間が12時間よりも短い、またはDP装着を行わない日があったりするのは、論外ですが、装着時間さえ守ればそれでいいというわけではありません。

 

正しくDP装着を行えているかどうか?これがとても重要。

 

正しく行えていれば、歯は変な方向へ動くことはありません。

 

下の前歯の先端がDPに常に当たっているくらいが理想的です。

 

DPを装着すればするほど、歯のラインが綺麗になります。

 

特に鏡で横から見た時の歯のラインが非常に美しくなるはず。

 

また唇を尖らす運動も併用していると、口元がだんだん引き締まって、きりりとした顔つきになってきます。

 

女性は美しく、男性は爽やかになる!というのが私の感想です。

 

その一例として、男性患者総代のロッキー調布さんの様子です↓。

↑最新の歯列矯正保定装置 DPの重要性 GVBDO↑
↑最新の歯列矯正保定装置 DPの重要性 GVBDO↑

DPを熱心にやっているので、お会いする度ごとに爽やかさがアップしているロッキー調布さん↑。

 

DP装着が正しくできているか、そうでないかは、Prophyの時にチェックしてもらえますので、先生に確認すればよいでしょう。

 

矯正が終わり、DP DELになると、いつの間にか定期健診に来られなくなる方がいらっしゃり、私は非常に不思議に思うのですが、定期健診は必ず受けなくてはいけません。

 

もし、山崎先生から、歯が動いていると言われた場合は、必ず自分のやり方のどこが悪いのか?原因を突き止めるようにしましょう。

 

それをやらないと、せっかく時間とお金をかけて行った歯列矯正治療が無駄になってしまいます。

 

*****

 

なかなか的を得たアドバイスだと思うので、良く読んでDPをしている人は、みんな実行してください。

 

ロッキー調布は大和ジムと並んで爽やかさでは、もう誰にも負けませんね。

 

治療終了から15年くらいが過ぎましたが今もこんな感じです↓

↑最新の歯列矯正保定装置 DPの重要性 GVBDO↑
↑最新の歯列矯正保定装置 DPの重要性 GVBDO↑

↑大和ジムとロッキー調布↑

↑2018年正月於東京アメリカンクラブ↑

 

12/01/05

03/07/18 updated

Norman Yamazaki, DDS.