歯科治療計画の重要性


G.V. BLACK DENTAL OFFICEで治療を希望する者です。

 

顎関節症が主訴ですが、虫歯の治療だけでも20本くらいあり、歯並びも悪いので、歯列矯正も必要だと思います。

 

しかし、関西に住んでいるので日帰りの治療は無理ですし、仕事を休むにしても事前に正確な治療回数が、修復治療、歯列矯正で、わかっていないと続かないと思います。

 

治療費も高額になると思うので治療開始前に知っておきたいと思うのですが、今までにかかった相当有名な歯医者さんたちにも、同じことを聞いたのですが、「その時にならないと詳しいことはわからない」とはぐらかされるだけだったので、治療は受けていません。

 

G.V. BLACK DENTAL OFFICEでは、治療を開始する前に、治療にかかる回数、通うに必要な日数、治療内容、期間、費用など教えてもらえるのでしょうか?

キタのふじちゃん

ご質問の内容に対する回答は、G.V. BLACK DENTAL OFFICEでは、初診時にお渡しする「治療計画書」に全て書かれています。

 

アメリカ歯科標準治療ではそれが当たり前です。

 

歯科治療における治療計画書は、高層ビルを建てるときの設計図と同じものですから、設計図なしで、高層ビルは建つはずがない!ことと同様、治療計画書なしでは、1本1本の歯を治療しながら、少しづつ、噛み合わせを改善させてゆくという、緻密な作業が必要な顎関節症が治る治療を行うのは不可能です。

 

実際のケースとして、Sallyの症例で詳しく話しましたので以下に転載します。

 

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December 06, 2000

 

治療計画の重要性

 

今日の一番はSallyでした。

 

#12, 14 Delと#16 Amalgamです。

 

Sallyは青森から治療を受けるために上京しています。

 

G.V. BLACK DENTAL OFFICEの治療計画では11月25日の根管治療から始まり12月24日にクラウンをDelして、今年の治療を終え、青森に帰る計画になっています。

 

約1カ月滞在することにし、宿泊所の手配もしてあるので、スケジュール通りに進む、というのがとても大切なのです。

 

日本のハイシャさんのように、治療計画も立てず、行き当たり張ったりで、コンチをたった5分やり、延々何十回も通わせて、再診料をせこく回収するというやり方に慣れた人たちには出来ない治療です。

 

治療計画にはつぎの2つが重要です:

 

(1)治療のロードマップ

 

(2)治療費用・日時などのスケジュール管理

 

詳しく解説します。

 

(1)治療のロードマップここでは何故、全部の歯を治すのか?

 

全部の歯が治り、虫歯フリー、歯周病フリー、顎関節症フリーになったら次に何をするのか?

 

顎関節症フリーを一生続けられるための、噛み合わせを理想化する治療方法として何をするのか?

 

歯列矯正がそのための唯一の治療法であるのであれば、それにはどの位の期間が必要になり、どのような方法で行い、歯が動くことで、どのような変化が体に起こるのか?

 

歯列矯正で歯が動き、保定期間には何をするのか?

 

保定期間は何が重要か?

 

DPはなぜ一生するのか?

 

歯列矯正をしたらどのような結果になるのか?

 

ということの概略を説明し、治療を受けている人から質問されたら、その人がわかるまで回答しなければなりません。

 

不勉強な患者にはいちいち答える必要はない!

 

と自著にまで書いているレベルの低い治療しか出来ないハイシャさんがいますが、その人は医療人として失格であり、現に治す治療ができないのでいらつくことが多いのです。

 

どのような患者であろうと、治っていることがわかると、質問事項も限定されてくるので、診療後の話もスムースに終わるのです。

 

↑の(1)治療のロードマップに関しては、日本でも多くのハイシャさんが出来るようになってきましたが、次の(2)が出来るハイシャさんはあまりいないようです↓。

 

(2)治療費用・日時などのスケジュール管理何月何日に全ての治療は終わる!何月何日にはこの治療を終了する!と計画したら、幾ら時間がかかろうとも、その日にその治療は終えて、計画通り決めた日に全ての治療は終了しなければいけません。

 

特にサリーのように青森から期間を限定して滞在している人の場合には必須になります。

 

費用も治療前に、この治療にはこれだけかかるだから総額はこれだけだと言ったら、その治療に対する価格は、いくら時間がかかろうと経費がかかろうと、ひとつしかないはずなのです。

 

そして、当然、治療計画の全ては「治療計画書」という文面で、治療を受ける人に、治療が始まる前には渡されていなければなりません。

 

G.V. BLACK DENTAL OFFICEでは悪い歯は全て治療しますから、全ての歯の治療に関する情報は、この治療計画に記入されています。

 

いつどんな治療をいつしていくらかかっていつ支払いをしたか未払いはいくらあるか今まで支払った総額はいくらかその総額は治療費全体の何%になるか治療は何%くらい終わったか?などの情報が瞬時にわかるようになっています。

 

サリーのようにたくさん治療しなければならない歯のある人は、治療計画が何ページにもわたることがあります。

 

また、途中で予定外の治療が必要になった場合は、理由を明らかにして、治療計画の変更を早急にしなくてはなりません。

 

その多くは、期日と期間に関することですが、費用に関することもあります。

 

この治療計画は、見やすく分かり易く作られているので、自分の終わった治療が、上記のように一目で分かるようになっており、モチベーションの向上にも役立ちますし、それより何より、自分の治療の進行状況がわかるので、とても安心です。

 

レベルの低い治療しかできないハイシャさんにしか通えない人も、G.V. BLACK DENTAL OFFICEで発行しているアメリカ歯科標準治療の治療計画書の存在を知った以上、自分もこんな「治療計画書」がほしい!と今度、歯医者さんで治療を受ける時には、尋ねると良いと思います。

 

12/01/08

03/25/18 updated

Norman Yamazaki, DDS.

 

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