突発性難聴と歯科治療


YouTube・22才Ken津島中の出っ歯と

顎関節症を治す歯列矯正↓

20代の会社員です。

 

ストレスの溜まりやすい職場のせいか食い縛りや歯ぎしりをしていることがあります。

 

昨年の暮れに突然、耳鳴りや難聴のような症状がしはじめ突発性難聴と診断されました。

 

症状は出たり出なかったりの日々です。

 

きついです。

 

原因不明の病気ということで、プレドニンやアデホスコーワを飲んでいますが、副作用が強く、自分には合っていないようです。

 

3年前に噛み合わせに違和感を感じ、大学病院で顎関節症の治療を受けましたが、治らないので止めてしまいました。

 

もしかすると、私の突発性難聴は顎関節症と関係があるのでしょうか?

 

治す方法はあるのでしょうか?

五木清

結論:

 

突発性難聴は顎関節症の典型的な主訴です。アメリカ歯科標準治療で治すことができます。

 

説明:

 

突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)はSudden Deafnessと呼ばれる突発的におきる原因不明の難聴です。

 

突然、耳鳴りを伴って発症するため、難聴になった瞬間を指摘ことができるほどです。

 

現時点では、顎関節症との関連は証明されてはいませんが、G.V. BLACK DENTAL OFFICEに顎関節症を主訴として通院している人には良く見られる症状のひとつです。

 

ストレスによる食い縛りや歯ぎしりが激しい人に多く見られる傾向があります。

 

G.V. BLACK DENTAL OFFICEでEvidence Based Medicine(EBM)に基づいたアメリカ歯科標準治療の手順に従い、歯ぎしりや食い縛りを和らげる治療をした後、虫歯や神経などの修復治療を行い、噛み合わせを調整し、必要ならば、歯列矯正を行い顎関節症が完治すると、消失してしまう人が多いので、明らかに、歯に問題があって発症した顎関節症が原因ということになります。

 

つまり、G.V. BLACK DENTAL OFFICEに顎関節症を主訴としてやってくる人々に限定すると、「原因が明白でないこと」という一節が診断基準の中に含まれている突発性難聴の条件を満たさないため、突発性難聴とは呼んではいけないのですが、日本には顎関節症を治せる歯科医師が少ないため、顎関節症の一症状に過ぎない耳鳴りを伴う難聴が突発性難聴と誤認されているのです。

 

ちなみに、歯の問題が起因となって発生した耳鳴りを伴う難聴を、突発性難聴と診断されている人に見られる歯科治療の既往歴は、

 

1)歯列矯正をしたことがある

 

2)歯の治療後、噛み合わせが高いと思ったことがある

 

3)虫歯を頻繁に治している

 

4)神経を取ったはずの歯が痛い

 

5)歯ぎしりをしている

 

6)食い縛ることがある

 

7)事故で歯が欠けたり、折れたことがある

 

8)前歯が差し歯(メタボン)である

 

9)奥歯にセラミックの歯を被せている

 

などが主なものです。

 

従って、今現在、突発性難聴で悩んでいる人で、歯に問題があるという自覚のある人は、問題のかかえた歯を正しい歯科治療で治すことで完治への道が開かれる可能性が高いということを覚えておいて下さい。

 

03/03/04

04/05/18 updated

Norman Yamazaki, DDS.