マウスピース矯正のデメリット


まず理想的な歯列矯正の症例を見て見ましょう。

YouTube・5分でわかる15才アンナの歯列矯正↓

2才の美容師です。

 

小さい頃から歯並びが悪かったので、

 

いつかはしようと思っていましたが、

 

費用と時間的な面でなかなか始められませんでした。

 

先日、高校の同窓会があったのですが

 

同級生の2人が、マウスピース矯正をしていて、

 

費用は高いのですが分割でも良く、

 

自分で噛むだけでチェックは

 

月一くらいということで、

 

やろうかと色々調べたのですがよくわかりません。

 

Youtubeの動画でも、良いという人もいれば、

 

途中で脱落したしたという人もいて、迷っています。

 

 

マウスピース矯正は良いのでしょうか?

安倍新子

結論:

 

G.V.BLACK DENTAL OFFICEでは

 

マウスピース矯正はしていません。

 

通常の歯列矯正に比べると

 

利点がほとんどないからです。

 

説明:

 

マウスピース矯正(商品名ではインビザライン が有名)は

 

アメリカで大人気の治療方法です。

 

治療のアイデアは素晴らしいからです。

 

ただし、適応症例は限定されており、

 

以下に述べる全ての条件を満たしている

 

必要があると私は考えています。

 

(1)顎関節症の症状がない

 

(2)噛み合わせに問題はない

 

(3)虫歯がない

 

(4)銀歯も差し歯もない

 

(5)歯周病ではない

 

(6)神経の治療をされた歯はない

 

(7)神経の治療をされた歯は痛くならない

 

(8)抜歯症例ではない

 

つまり、マススピースを使用して

 

良い結果が得られるのは、

 

削って治す歯の治療を受けたことはほとんどなく、

 

他人と比べて歯並びは悪い状態ではないが、

 

自分的にはアメリカ人なみの

 

完璧な歯並びにしたい人ということになります。

 

G.V. BLACK DENTAL OFFICEの症例で、

 

歯並びだけに限定すれば、適応症例は、

 

初診時のNikkiくらいが該当しそうですが、

 

一般的に審美目的で歯列矯正をしたい人は、

 

もっと歯並びは悪いはずですから、

 

日本では、適応症例を探すのは難しいくらいです。

 

実は、G.V. BLACKDENTAL OFFICEでも

 

採用を考えたことがありましたが、

 

次に上げる3つの理由で見送りました。

 

(1)費用の点マウスピース矯正の治療費は、

 

通常でも、100万円を軽く超え、

 

場合によっては、治療費の総計が、

 

G.V. BLACK DENTAL OFFICEで行っている

 

歯列矯正の150万円を超す場合も、

 

あることがわかり、費用の点でのメリットはない。

 

(2)装着時間と治療期間装着時間は

 

1日20時間が目安ということであるが、

 

普通の人にはハードルが高く、

 

実現は無理であると思われる。

 

それにより、治療期間は長くなる。

 

その治療期間は、1日20時間の装着で、

 

2年間以上かかるのであれば、現実では、

 

もっと長くなることが予想され、

 

G.V. BLACK DENTAL OFFICEで行う

 

歯列矯正のブラケット装着期間が平均して、

 

1年程度であることを考えると、

 

この点でもメリットはない。

 

(3)通院回数調整は数ヶ月に一度でも良い、

 

ということであるが、

 

G.V. BLACK DENTAL OFFICEでは、

 

顎関節症の人を治療することが多く、

 

顎の位置のわずかな変化も見逃すことはできないため、

 

治療間隔は最長でも2週間が限界である。

 

インビザラインのデメリットのひとつに、

 

顎の位置の調整が出来ないことが上げられる。

 

また、G.V. BLACK DENTAL OFFICEで

 

治療を受けている人は、正しい方法で、

 

最速で治るのであれば、

 

2週間に1度であれば大阪からだろうと、

 

北海道からであろうと通うことはいとわないと考えている。

 

以上

 

という結論にG.V. BLACK DENTAL OFFICE

 

ではなりましたが、

 

歯列矯正をしたのに後戻りした人のような

 

適応症例の人には、福音にちがいなく、

 

検討する価値はあるでしょう。

 

しかし、生まれて初めての歯列矯正を行う人

 

には良い結果を求めるには厳しいかもしれません。

 

04/27/20

Norman Yamazaki, DDS.